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ニューヨーク HSS(Hospital for special surgery)を訪問して ~ 副院長・整形外科部長 泊一秀 ~

2012年12月

2012年夏にニューヨークヘ行き、人工膝関節の発祥地ともいえる病院(Hospital for special surgery…一般にHSSと呼ばれている病院)を訪問することができました。その様子をお伝えします。

整形外科病院では 全米ランキング1位の病院

 この夏6人の日本の整形外科医に人工膝関節を用いて手術の教育を行うツアーのインストラクターとしてニューヨークに行く機会があり、長年の夢であった人工膝関節の発祥地ともいえるHospital for special surgery(一般にHSSと呼ばれている病院)を訪問することができました。2002年にもNYの病院を訪問しましたが、HSSは訪問できませんでした。

なぜHSSをそれほどに訪問したかったかというと、人工膝関節は1970年代に開発され発展し現在に至っていますが、このHSSで現在使われている人工関節が開発され、数多くの人工関節の世界でも有名な先生を輩出し、人工膝関節の聖地とでもいえる病院で、現在でもこの病院が整形外科病院としては全米ランキング1位の病院だからです。

HSS3.jpgHospital for special surgery前で 引率した先生方とともに

今回は学会でもよくお顔をみる機会が多いDr Windsor先生のご厚意で訪問が可能となりました。

TVドラマ「Sex and The city」にも 登場した、おしゃれな町の病院

 この病院はNYのアッパーイーストにあり、イーストリバーに面したNYでも最高級の地域にあります。近くには5番街、セントラルパークがあり、メトロポリタン美術館も歩いて行ける範囲に位置し、ニューヨークでも最もおしゃれな地域に立地しています。この病院は29室の手術室と162床のベッドを有する病院です。人工膝関節のみならず人工股関節、脊椎、手の外科など整形外科領域の多岐にわたり有名な病院で、整形外科の単独病院です。訪問した8月6日は人工膝関節手術が再置換を含め8例の手術が行われていました。私は再置換手術を2例見ました。NYという土地柄もあり手術室はあまり広くはありません。10年前に訪問したLenox Hill病院(Sex and The cityというテレビドラマでも出てくる病院)やHospital for joint disease(ニューヨークメッツの指定病院)もかなり狭い手術室でしたが、HSSもやはり同じでした。手術のやり方は日本とほぼ同様でしたが、多くのレジデントやフェローが質問をしながら手術をしていました。アメリカの若い医者は常にいいポジションを得ようと勉強を競い合うようにしていました。この点はやはり日本とはやや違っています。

スタッフの働きがいいことは やはり超一流の病院の証

 手術が終わって待っている家族への説明もWindsor先生に同行しました。待合室はイーストリバーを見下ろす4階のホテルのロビーのようなゆったりしたスペースで、患者さんの家族は待っており、そこで手術がうまくいったことの説明を受けていました。

HSS1.jpgDr Windsorと術後のディスカッション
HSS4.jpgDr Windsorと夕食をとりながら歓談


先生の説明の前にはスタッフから十分に説明されているので、家族の理解はかなり深いものでした。スタッフの働きがいいことはやはり超一流の病院の証です。この眺めがいい環境とスタッフのてきぱきとした姿に強く感銘を受けました。ただ残念なことは院内すべて撮影禁止で、素晴らしい院内の様子を写真に残せなかったことです。

  

その後われわれとWindsor先生とディスカッションする時間がありWindsor先生から「日本では入院期間はどのくらい?」と質問があり、両側手術で約3週間と答え、この施設は?と質問したところ、両膝で3~5日とのことでした。私からはDVT予防や手術手技に関して質問しましたが、ほぼ我が国と同じことをしているようでした。その後、NYのシーフードレストランに行き、美味しい食事と楽しい会話を楽しみました。  わが新別府病院でも別府の美しい絶景を眺めながら患者さんやその家族に満足していただける医療を提供したいと感じました。

 

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