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薬剤科

Department of Medical Information

スタッフ

薬剤師 12 名、事務職員 4 名の合計 16 名で各種業務にあたっています(平成 28 年 5 月現在)。

薬剤科の見学については、随時受け付けています。

詳細は、0977-22-0391 (代表) までご連絡ください。

薬剤科が位置する棟は平成 26 年 8 月に新築されたもので、明るく広々としたスペースを確保しています。

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理念

病院の目指す理念 Science&Humanity「科学する心と人間愛」に基づき、薬剤師は高い使命感と倫理観を備えた医薬品に関する専門家として、その適正使用を通して質の高い医療を提供する。

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認定・資格取得状況(平成 28 年 5 月現在、括弧内は人数)

・日本医療薬学会 認定薬剤師制度研修施設

・薬学博士(1)
・日本医療薬学会:指導薬剤師(1)
・日本医療薬学会:認定薬剤師(1)
・ICD 制度協議会:インフェクションコントロールドクター(ICD)(1)
・日本化学療法学会:抗菌化学療法認定薬剤師(1)
・日本病院薬剤師会:がん薬物療法認定薬剤師(1)
・日本病院薬剤師会:感染制御認定薬剤師(平成 28 年度取得見込 1)
・日本静脈経腸栄養学会:栄養サポートチ-ム(NST)専門薬剤師(2)
・日本病院薬剤師会:実務実習指導薬剤師(2)
・日本病院薬剤師会:生涯研修認定薬剤師(3)
・日本薬剤師研修センター:実務実習指導薬剤師(3)
・日本薬剤師研修センター:研修認定薬剤師(4)
・日本糖尿病療養指導士認定機構:日本糖尿病療養指導士(2)

現況および特色

近年、我々病院薬剤師が関わる業務は多岐にわたってきており、平成 24 年度の診療報酬改定では、「病棟薬剤業務実施加算」が新設されました。また、6 年制薬学部を卒業した薬剤師が勤務を始めるなど、薬剤師を取り巻く内外の環境は激変しつつあります。このような状況のもと、我々は各種学会での発表や、研修会・勉強会の参加を通して、上述したような薬剤師に関連する様々な認定・資格を積極的に取得しています。

病棟薬剤業務

最適な薬物療法の実施による、有効性と安全性の向上に貢献するために、平成26年4月より病棟薬剤業務を実施しています。この業務と下記の薬剤管理指導業務により、病棟における薬剤師としての職能発揮に努めています。

薬剤管理指導業務

服薬指導支援システム(PICS®)と医薬品情報検索システム(DICS®)を電子カルテ内に組み込むことにより、薬剤情報提供書の出力や服薬指導記録の作成、医事課への算定依頼等をスムーズにし、業務の効率化を図っています。人員配置については各病棟についてほぼ 1 名の担当制とし、他の業務との両立を図りつつ回診やカンファレンスに積極的に参加しています。

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学生実習

毎年、5~6 名の薬学生長期実務実習の受け入れを実施しています。また、毎日担当薬剤師からの講義や他施設実習(別府市内の病院)、形成的評価を目的とした研究発表等をおこなうことにより充実した実習となるよう努めています。

調剤

電子カルテシステムと薬剤科内の調剤支援システムが 24 時間連動しており、いわゆる日勤時間帯と当直時間帯を問わず、シームレスな調剤業務が可能となっています。日勤時間帯における外来処方箋の院外発行率は約 88 %(平成 27 年 5 月)に到達しており、現在は入院患者に対する調剤・サービス提供が主体となっています。近年では、医療安全の観点と、入院後の病棟薬剤業務および薬剤管理指導業務のスムーズな導入を目的として、ほぼ全入院患者の持参薬鑑別に注力しています。また、電子カルテシステムと処方箋払出システムを接続し、当該患者のカルテにアレルギーの既往が入力されている場合は処方箋に表記される運用を開始し、医療安全の向上を図っています。

注射薬品に関しては、処方監査を行なった後に患者ごとの注射箋と注射ラベルを出力し、一施用ごとに薬剤師が注射薬品のセット、ラベルの貼付、必要に応じてハイリスク薬などに関する注意喚起のプレートを添付して払出しを行なうことにより、病棟や外来診療科における医療安全と、他の医療スタッフの負担軽減に貢献しています。

 

がん化学療法に対する取り組み

厚生労働省が推進するがん医療水準均てん化の推進に対応すべく、薬剤科はがん化学療法に対して様々な取り組みを積極的に行なっています。具体的には、平成 20 年 4 月より、薬剤師2名で外来化学療法施行時における注射抗がん薬の混合・調製を開始し、段階的に業務を拡張してきました。現在では、外来・入院共に注射抗がん薬による化学療法施行についてはほぼ100% 薬剤師が調製混合・調製を行なっており、1 日当たり約 3.3 件の薬品の混合・調製を行なっています(平成 27 年 4 月時データ)。また施行される化学療法、いわゆるレジメンに関しては、薬剤師が電子カルテシステム内のレジメンシステムにテンプレートを登録し、診療科、適用臓器および薬品の種類などを区分しつつ系統的かつ一元化した管理を行なっています。さらに、院内のレジメン検討委員会の委員として、医師との協働による新規レジメンの妥当性の評価を行なうことにより、有効かつ安全で円滑な化学療法の施行に貢献しています。

平成 28 年 5 月には、当院の増改築工事を機に、外来化学療法室の新設と、それに隣接して化学療法施行時に使用する薬品の混合・調製に特化した製剤室、いわゆるサテライトファーマシーが設置されました。サテライトファーマシーには安全キャビネットや電子カルテシステムの端末が備えられ、化学療法室の看護師との迅速な薬品の授受、処方変更や中止に対する迅速な対応、および必要に応じてベッドサイドに赴き、患者やその家族に対して薬物治療に関するリアルタイムな説明が可能となっています。

院内感染防止対策

患者ごとの投与量設定が必要とされる、抗 MRSA 薬のバンコマイシンとアルベカシンに関して、パソコンを用いた母集団パラメータ平均値による初期投与設計を行なうことにより、有効性と安全性の評価確保に貢献しています。また、薬剤師 3 名が ICT(Infection Control Team)に属し、毎週行なわれるカンファレンスにおいて、抗菌薬の適正使用に関する提言をしています。

製剤

薬剤科に設置されているクリーンベンチで、無菌的な操作が要求される高カロリー輸液の調製を行なっています。また、院内製剤(血清点眼液など)の調製・払い出しを行なっています。

各種委員会(チーム)・教室への参加

主たるものとして、院内感染対策委員会、ICT 委員会、NST委員会、MRM委員会、褥瘡委員会、レジメン検討委員会(既述)、薬事委員会および治験審査委員会に参加しており、このうち NST 委員会については、医師や看護師と共に定期的なラウンドを行ない、薬物治療に関する提言を積極的に行なっています。さらに、糖尿病教室や NST 勉強会に参加し、薬物治療に関する講義を患者さんに行なっています。

治験

治験施設支援機関との協働により、GCP に基づいたプロトコールを円滑に導入・実施し、治験薬の適正な管理等を行なっています。

在庫管理

インターネット環境を利用した発注システムを用いて、効率的な医薬品の発注と購入を行なっています。また、毎月棚卸を行ない在庫状況の把握と適正化に努めています。

DI

薬事委員会の採用審議結果に関する通知を年 12 回、薬品の安全性情報や使用上の注意等を周知する DI ニュースを、電子カルテにて医師と各部署に配布しています。

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薬剤科内勉強会

月に1回、薬剤科の DI 室兼カンファレンスルームで、各科員の持ち回りで勉強会を開催し、情報と知識の共有を図っています。また、学会発表の前にはリハーサルを行ない、先輩や同僚薬剤師のアドバイスを得ることにより、洗練されたプレゼンテーションを目指しています。

大分県病院薬剤師会での活動

副会長 1 名の拝命をはじめとして、緩和ケア研修会委員会委員長、病棟薬剤師業務委員会、学術委員会、会計委員会、感染対策研修会委員会、医療安全対策委員会、栄養輸液研修会委員会およびオンコロジー研修会委員会の委員を務めることにより、大分県病院薬剤師会の発展に貢献すべく努めています。

 

以上のように現状でも当院薬剤科職員が行なう業務は多岐にわたっていますが、今後も「くすり」に関することは薬剤師が普く関与し、また各分野について薬剤師としての知識をアップデートすることにより、医薬品の適正使用を通したより質の高い医療の提供に努めてまいります。

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